きぬの医学日記

きぬ(絹)と申します。このブログの内容の情報利用は自己責任でお願いします。間違いがあればコメント欄までお願いします。

他大学の進級の話

5年生への進級は確定し、残る試験は6年への進級試験と卒業試験になった「きぬ」と申します。

これら2つの試験は、2年で留年した例の教科ほど凶悪じゃないので、ちょっと安心です。

 

さて、今回は他大学の進級状況を話題にしたいのですが...

具体的に名前を出すと岩手医科大学です。

 

1・2年生で進級できなかった人が合計で63人もいる

冷静に考えてやばくないですか?

 

正直、ちゃんと内科外科を勉強する3・4年で留年放校を出すのはまあ...って感じなんですが、国家試験にほとんど関係ないことしかしない1・2年で各学年30人近く留年させるのはかなり凶悪です。

 

岩手医科大のカリキュラムを見ましたが、この大学に限らず多くの大学で行っている

数学、社会学(法学、論理学、倫理学、哲学...みたいなの)、第二外国語、英会話

は本当に要らないです。

数学なんて留年させる意味がないし、私がやった法学・論理学なんて忘れました。ドイツ語も現在忘れて損した覚えはないし、英会話も4〜6年でカリキュラムがないくせに外国人と話す機会は皆無です。3年経ったら忘れるでしょ笑

 

私が医学部長なら、

・1年の序盤に生物・英語(読解)をサラッと終わらせて

・その後本来2年でやるはずのカリキュラムを持ってきます

・3年生までに内科外科マイナー科公衆衛生全部の内容を終わらせ

・4年では症候学と統計・疫学をちょっとやって

・CBTのIRT基準はIRT450と高めに設定

みたいにします。

授業は全て5限までにして自主学習を推奨します。勉強しない人間は大学側が強制しても勉強しないので、入学させた大学側が悪いです。面接で落とせ。

 

私も留年経験者ですが、留年は「学生の人生を大幅にめちゃくちゃにする」制度なんですよ。

私みたいに放校後再入学すると、

・そのことを履歴書に書く必要がある

・そもそも入学年度と卒業年度が7年以上あると面接官の目に留まりやすくなる

というデメリットだらけです。

 

そろそろ医学部でも「2教科までなら落ちても次年度に持ち越せる」みたいなシステム導入されませんかね。

 

あとがき

色々雑に書きましたが、留年は人間を簡単に破壊するよくないシステムですよ、ほんとに。

読者のあなたが留年しないことを切に祈っております。