きぬの医学日記

きぬ(絹)と申します。このブログの内容の情報利用は自己責任でお願いします。間違いがあればコメント欄までお願いします。

医学部CBTを1ヶ月でIRT540にした話

CBT合格しました

お久しぶりです。本当にお久しぶりです。

 

IRTは540、得点率は82%でした。

当初の目標だった9割には遠く及ばなかったですね。学内順位も私の中では悪い方ではなく、留年経験がある人間にしてはなかなか頑張った方ではないかと思います。

 

 

勉強法公開

今回対象する人は

・CBTまで最低1ヶ月以上残ってる もしくは短期決戦型と信じてやまない人

・そしてCBTまでの残り期間は全て勉強に注げる時間

・マジで勉強してない

・金はいくらでもある(7万以上は自由に使える金がある)

です。

私は学内試験が全部終わってから1ヶ月半でほぼノー勉からCBT8割取れました。人間やればできるんですね。

あと学生はお金がないがちですがなんとか捻出してください。

 

用意するもの

・ノート+赤ペン赤シート もしくは単語帳

・Q-Assistのサブプリント(回答が記入済みの方)

・クエバン もしくはこあかり(どちらか片方でOK)

・模試(なんでもいい 最低2つはやりたい)

Q-Assistに4万、クエバンに3万と考えると恐ろしくお金がかかりますね...

 

単語帳は普通のサイズのものを買いましょう。大きいサイズを売ってる店もありますが、販売店舗が限られてくるので、どこでも売ってるものがおすすめです。

Q-Assistはサブプリントだけで構いません。動画を見てる時間はないです。ただ、メインテキストはダウンロードだけしてくとちょっと便利かもです。

※今回はクエバンを購入した方法をご紹介しますが、こあかりでも問題はありません。

 

病見えなどの教科書は、あれば便利ですが、残されてる時間が少ない人はあまり必要ないと思います。Q-Assistのサブプリントで充分です。足りない情報はクエバンの解説で補いましょう。

 

やり方

まずは基本から、朝は6時に起きて夜は0時までには寝ます。起床したら朝ごはんを食べて、7時から勉強を始めます。そして23時まで勉強して0時に睡眠。

1日最低11時間は勉強しなくてはなりません。

平均で14時間。

1ヶ月でCBTに合格するのですから、それくらいの密度は必須です。私と同じ時期に勉強を始めた1日3時間程度しか勉強してない友人はCBT落ちてました。

 

エバンを解きます。もちろんvol.2から。順番は2→3→4→1→5です。

優先する科目は

消化器/神経/循環器

→内分泌/感染症

→その他のメイン科(産婦、救急、中毒、麻酔、老年を含む)

→小児科

→マイナー科

です。特に最上位の3科目は最初に勉強しておいて損はないです。他の科目との繋がりが大きいため、最初にやっておくと残りの教科の理解や暗記のスピードが段違いです。

また、小児科はメイン科が終わってからやると理解が捗るかもしれません。

 

ノー勉の人はほぼ知識がないはずです。私もそうでした。

そういう人は

問題を見る→知らない疾患だ!→Q-Assistのサブプリントを見て疾患の大枠を理解する(まだ暗記しなくてOK)→問題の解説を見る→サブプリントに書いてない情報が解説にあれば書き込む

という方法を取りましょう。

 

次に断っておきたいのは

暗記は最強、覚えたもの勝ち

ということです。暗記を面倒がらないことがCBTを短期間で合格するための一番大事なポイントだと思います。

そのために必要なのが単語帳。

エバンを解いてて、覚えてない知識があればどんな基本的なことでもすぐ単語帳に書く。「前に書いたな」と思ってもちょっとあやふやな記憶だったらすぐ書きましょう。

おかげで私の単語帳には「伝染性紅斑はヒトパルボウイルスB19」という紙が10枚くらいあります。ですがそれだけ書いたおかげで覚えることができました。

単語帳が苦手な場合は赤シートで隠せるようにしてもいいと思います。なんにせよ、暗記することが一番大事です。

 

何度も言います。暗記は最強。

 

vol.2が1周できたら、同様の方法でvol.3、vol.1、vol.4、vol.5をこの順でやりましょう。

4連問はやはり鬼門ですが、慣れれば合格点に持っていくくらいならいけます。4連問対策に、こあかりを購入してもいいと思います。

公衆衛生はマジでつまらなくて進みが遅くなるので、それを見越したスケジュールを立てましょう。

1日14時間やってればこのくらいの量は15日くらいで終わるはずです。

 

残りの15日は、vol.2、vol.3の公衆衛生、vol.1、vol.4の4連問をひたすら解き続けましょう。

vol.1、2、公衆衛生は全ての教科で正答率が95%を超えるのが目標です。

エバンの問題を飽きるほど見ることがCBT対策となります。

また、その期間でも、足りない知識があれば随時単語帳に書き込んでいくのがおすすめです。もちろん単語帳の復習も毎日やるべきです。

 

最後に、模試はクエバンを飽きるほど解いたらやりましょう。

エバンで出た問題なら解ける!という状態になったら模試を受けるタイミングです。

 

私は

・MEC模試が79.6%(受験日は本番11日前)

・MEDIC MEDIA模試が77.8%(受験日は本番2日前)

でした。

周りの人間が模試で85%だった〜 8割ないやつ絶対落ちるやろwとか言ってたのでめちゃめちゃ焦っていたのですが、全くそんなことはありませんでした。というより私は学内上位半分に入っていたので、心配することはなかったです。

 

よくある疑問

・周りの人間と同じことをしなくて大丈夫?

周りの人間は4年に上がった瞬間からCBTの勉強を始めてます。1ヶ月前から勉強を始める人間が異端なので、そんなことを心配する暇があるんだったら単語帳を暗記しましょう。

 

・やらなくてよかったことはある?

問トレ。私は不安でクエバン、こあかり、問トレの全てに手を出していました。

結論から言うと、

①クエバンをメインで使う人は、不安ならこあかりをやればよい。問トレはいらない。

②こあかりをメインで使う人は、不安ならクエバンをやればよい。問トレはいらない。

③問トレをメインで使うな。無料だからといって問トレに全振りするな。

問トレはソート機能がクエバン以下、解説が貧弱すぎる、問題がこあかりと被りすぎているという理由で必要ありません。

 

まあ、クエバンやってる人がこあかり買うかどうか迷ったときに問トレを解いてみる程度でいいと思います。

 

・まとめノートは作った?

一応作りました。

私は「まとめノートは世に完成されたものが出回っているのだから、私がまとめる必要はない まとめる時間で暗記しろ」と本気で思っています。

しかし、

・AIHとPBCとPSCの共通点と相違点を自信持って言えますか?

・TAOとASOの共通点(ry

・Fanconi症候群とFanconi貧血(ry

のような「似た名前・病態の鑑別をまとめたノート」はどこにも売ってなかった(当たり前)ので作成しました。

本番で見事迷いそうになった問題があったので、作ってよかったと思いました。ただ、そんな気合い入れたノートではなく、B5のノート片面に1記事しか載せないという制限のもと作りました。

 

最後に

以上が私のCBTの全て、そして1ヶ月でCBTを乗り切る方法です。

 

質問があればいつでもお受けします。